患者負担の軽減と人間関係

 

 

在宅医療では、外来診療に比べ患者負担が多くなってしまい

ます。そのため、会計入力のときにできるだけ患者負担額が

増えないようにしてあげたいという気持ちになる人がいるか

もしれませんね。

 

だからといって、“おまけ” をしてはいけません。診療した内

容や管理料などは きちんと算定しないといけないのですから

 

 

もしあなたに、患者さんの負担額が増えないようにしてあげ

たいと思う気持ちがあって、“おまけ” をしたり、正規の算

定項目を入力しないで済まそうとする思いがあるとしたら、

医療費を軽減する公的制度があることを、患者さんやご家族

に説明してあげられるようになりましょう。

 

“おまけ” をしたり、算定入力をしないことで患者負担の軽減

をするのではなく、医療費を軽減する公的制度があることを

よく理解しましょう。

 

この公的制度には、公費負担医療制度や指定難病の医療費助

成制度、重度心身障害者医療費助成制度、高額医療費制度

(限度額減額認定証)があるので、しっかり理解をして、患

者さんやご家族にきちんと説明できるようになってください

ね。

 

 

医療事務の人で、このような公的制度のことを きちんと理解

をして説明できる人は ほとんどいません。だから、このよう

な制度があることや手続きの方法を説明できるようになれ

ば、1段階上の医療事務になれるのですね。

 

患者さんやご家族から感謝され、「あの受付の人は親切ね」

と言われるようになるかもしれません。そうなれば、院長先

生からの評価も グンと 上がるかもしれませんよ。

 

 

ただし、注意してほしいことがあります。

あなたの評価が上がることはよいのですが、他のスタッフか

ら、ねたまれしまうかもしれないということです。

 

あなたが患者さんや院長先生から良く思われれば、他のス

タッフは おもしろくない かもしれませんからね。

 

そのあたりのところは気をつけてくださいね。

 

 

「あそこのクリニックは、院長先生はいい先生なんだけど、

受付事務さんは不親切なのよ。いつもお金をもらうことばっ

かりで、何も教えてくれないんだから!」

などと言われてしまわないように、患者さん・ご家族さんと

の関係が悪くならないように気をつけたいですね。

 

 

 

まとめ

 

在宅医療では、患者負担が多くなってしまいがちです。

 

「先生に来て頂いてるんだから、しかたないわね」と言って

ださる方もいますが、「少ない年金生活だから医療費が大

なのよ」という方もいらっしゃいます。だからと言って、

“おまけ“ をする訳にはいきませんね。

 

患者さんやご家族、院長先生との関係を良くするためにも、

医療費を軽減する公的制度をきちんと理解して、説明できる

ようになりましょう。

 

ただし、他のスタッフから、ねたまれてしまわないように、

まく振る舞ってくださいね。

 

 

 

≪ 他のスタッフから ねたまれない ようにするコツ ≫

 

・他のスタッフに対して、「こんなことも知らないんですか」

 という態度はしない。

 

・あらかじめ他のスタッフに、「医療費を軽減する手続きを

 すると患者負担が減るんですか?」という風に聞いて、ど

 んな反応をするか様子をみる。

 

・場合によっては、他のスタッフがこのことに気づいたよう

 に、他のスタッフのお手柄にしてあげる(さりげなく)。

 

 

こんな感じでうまく立ち回って、相手との関係を作ってくだ

さいね。

 

 

 

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