1人医師診療所で訪問診療を始めるのは、「気合い」なのでしょうか?

地域の少子高齢化が進み、外来患者が減っていく。

訪問診療を始めたいと思っているものの、医師1人の診療所で24時間対応は 厳しい と、二の足を踏んでいる先生もおられるのではないでしょうか?

開業医の平均年齢は59歳、中には60台後半の先生もおられ、この先10年超高齢社会を支えるために24時間対応がんばる というのは、なかなか容易なことではないと思います。
実際、在宅医療から撤退するドクターの多くは、救急対応がキツくなったという理由をあげています。

夜間の緊急往診が続くと、翌日昼間の診療にも影響が出てしまい、昼間充分な対応をしておけないために、夜間の緊急を避けられないというキツい状況になってしまいます。

 

・・・・・

 

365日24時間対応ということは、在宅で看取る患者さんがいる ということになりますが、

下の図表(厚生労働省の資料)によると、増加傾向にはあるものの、全国 約10万の診療所のうち、8万の診療所は訪問診療を行っておらず、看取りを行っている診療所の数は、全体の5%程度に留まっています。

 

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3%e5%9c%a8%e5%ae%85%e5%8c%bb%e7%99%82a

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a3%e5%9c%a8%e5%ae%85%e5%8c%bb%e7%99%82b

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、

平成25年に行った厚生労働省の調査では、在宅支援診療所の届を出している12000件の診療所のうち、約半数は「看取りの経験がない」と回答しております。ですので、実際に看取りを行っている診療所は、全国で6000件程度ということになります。

看取りの平均は1~3人のところが大部分ですので、在宅医療に特化したクリニックなど 訪問診療に力を入れている限られた診療所だけが、かなりの数の患者さんを看取っていると思われます。

 

では、

365日24時間対応はどのようにカバーすればよいのでしょうか?

以下のような対策が考えられます。 

① 軽症の方のみ受入れをする
② 気心の知れた先生と協力連携を組む
③ 医師会のバックアップを活用する
④ 当直機能を専門に行っているところと組む 
など

 

他の医師と協力連携を組む際の問題点は、

① 互いのクリニックの規模や診療圏が違う(対等な関係を築けない)
② 診療科目の専門領域が違う(連携を組みにくい)
③ 診療内容についての判断基準が違う
④ 診療情報の共有が難しい
⑤ 人間関係や上下関係などが煩わしい
などがあり、これらをクリアすることが必要となります。

 

こうした問題をクリアして、看取りのできる在宅医を増やすことができれば、やり方を工夫して少しずつでも在宅医療を行うことができれば、、、

今まで何十年も診てきて先生を慕っている患者さんを 在宅専門医に引き渡すことなく、かかりつけ医として主治医を交代することなく、最後まで診ることができるのではないでしょうか。

 

地域の人口が減り、医療を必要とする方が少なくなれば、自院に来る患者さんが減ることは明らかです。

これから更に増える高齢者。通院できない高齢患者さんを診に行くこと、訪問診療を行うことは、避けることのできない課題になっているのではないでしょうか。

 

「気合いを入れる」ことも大事ですが、作戦を立てて対策する ことも必要なのではないでしょうか。

 

訪問診療をスムーズに導入するために、最適な連携を組むために、私たちがサポートいたします。