医事マスターb

 

 

2. 会計業務

 

 

2. 会計業務

 

受付業務に慣れてくると、次は会計業務を覚えることにな

ります。

 

医師が診察をして、処置や検査、リハビリ、処方など一通

りの診療が終了すると、次は お会計 です。

 

医療行為を点数にするのが医療事務の仕事です。

 

大きな病院や一部のクリニックでは、電子カルテを導入し

医療事務コンピューター(医事コン)と連動させていると

ころが増えています。しかし、導入費用が高額なため、電

子カルテを使っているところはまだ少ないようです。

 

多くのクリニックや病院で、紙カルテに書かれた内容を医

療事務が読み取り、医事コンに入力して会計業務を行って

います。

 

会計入力

 

会計業務って、どんなもの?

 

会計業務とレセプト業務はつながっているので、会計入力

したデータがレセプトになります。

 

今は、レセプトの電子請求が原則義務になっているので、

ほとんどの診療所や小規模病院で「紙カルテ+医事コン」

という形で会計業務を行っています。

 

*レセプトの電子請求とは、インターネットを使って電子

的にレセプトを提出する方法です。以前は、紙のレセプト

を審査機関に持って行っていました。

 

クリニックや病院それぞれで、使っている医事コンが違う

ので、操作に慣れることが必要となります。

とは言っても、今の医事コンは操作が簡単にできているの

で、難しく考えなくても大丈夫です。

 

 

会計業務は、どのようにするの?

 

下記のような、紙カルテに書かれた医療行為や医療材料、

薬剤などを医事コンピューターに入力します。

紙カルテ

 

紙カルテの左側の部分が診察した内容の記載になります。

ここに書いてあることで診察したことがわかり、初診料や

再診料を算定することになります。

 

右側の 「処方・手術・処置等」 のところに書かれた内容

が処置や検査など医療行為や医療材料、薬剤となり、医

コンに入力をします。

 

薬や血液検査のように、前回と同じ内容のものなら、「前

回do」という操作でコピペ(コピー&ペースト)することがで

きます。

 

最近の医事コンは項目を1つ1つ入力しなくても、自動的に

算定される部分がたくさんあるので、自分の頭でいろいろ

えなくても済むようになっています。

 

ただ、診療報酬の算定は、ルールが細かく決められていて

医事コンが自動で対応しきれない部分があるので、その部

分については手動で入力します。入力が完了したら、終了

キーを押して、請求書兼領収書を出力します。

 

院外処方をしているところでは、請求書兼領収書と一緒に

院外処方箋を発行します。

 

一見難しそうに思えるかもしれませんが、慣れてしまえば

操作自体は それほど難しいものではありませんから安心し

てください。

 

 

会計業務は、どこに注意すればいいの?

 

会計入力をして算出した内容が、患者さんの自己負担額と

レセプト請求額になります。

 

通常、カルテに書いてある医療行為や医療材料、薬剤など

を入力すればよいのですが、管理料や指導料などのように

ちょっと分かり難い点数もあるので要注意です。

 

このような点数は算定したり・しなかったりしてしまいが

ちです。時に、患者さんから 「今日は何でこんなに高い

の?」 と突っ込まれてしまうことがあるので、毎月継続的

にきちんと算定しないといけないんですね。

 

医事コンは万能ではないので、算定もれや間違えをしない

ようにカルテをしっかり読み取れること点数本をよく読

んで算定のし方を理解しておくことが大切なんですね。

 

患者さんから突っ込まれても、自信をもってきちんと対応

できるようにスキルアップをしていきましょう。

 

 

レジ精算のポイント

 

会計入力が終了すると、最後はレジ入金です。

 

保険証の負担割合から算出した患者負担額をレジで徴収し

ます。

 

自動精算機やポスレジを導入していれば レジ業務は簡単な

のですが、導入費用が高額なため、クリニックや小規模病

院では導入していないところがほとんどです。

 

診察や処置、検査など長い時間待たされ、朝食を抜いてき

た患者さんは特に、イライラが頂点に達しています。

何か不手際でもあろうものなら 「何時間も待ってるんだか

ら早くしてちょうだい!」 などと怒られてしまいます。

 

会計業務やレジ入金は、患者さんにとっても自院にとって

も大切なお金のやり取りをする業務です。つり銭の渡し間

違えやレジの打ち込み間違えをしないようにしなければな

りません。間違えると、お金を返金したり、追加で頂くこ

とになったり、余計な手間がかかってしまいます。

 

落ち着いてお金のやり取りができるよう早いうちにコツ

つかむようにしましょう。